
ついつい“白目”をむいてしまいそうな子育てのアレコレを描いたコミックエッセイ『子育てしたら白目になりました』(白目みさえ)。共感必至の育児あるあるが話題を呼ぶ同作で、「寝かしつけ」にまつわるエピソードが展開されている。
まず「子どもの寝かしつけ」と聞いて、どのような光景を思い浮かべるだろうか。寝る前に絵本を読み聞かせ、「もう1回」とせがむ子どもたちを、「はいはいもう寝る時間よ」と優しく諭す母親の姿。子守唄を歌っているうちに子どもたちは眠りにつき、その様子を微笑ましく思いながら母親は布団をかけ直してあげる――まさに理想的な寝かしつけだ。
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しかし、現実はそう甘くない。“白目ママ”ことみさえさんの子どもたちの場合、絵本の読み聞かせを始めると「もう1回!」が止まらず、布団に入れても“だるま”のように起き上がってしまうという。蹴り倒される布団や枕。それを阻止しようと足でホールドするみさえさん……。先述した穏やかな光景は影も形もなく、その様子はまるで戦場のようであった。
彼女のように子どもの寝かしつけに苦労している人は多いだろう。むしろ「もう寝る時間よ」と声をかけただけで素直に眠る子どものほうが少数派なのかもしれない。
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ちなみに、寝かしつけに苦労するみさえさんが編み出した最終奥義は、「なにもしない」こと。あかりを消し、動かず、喋らないという方法だ。一緒に寝落ちしてしまうのが難点のようだが、毎日続く戦いの中では、そんな日があってもいいじゃないかと思わされる。
文=ハララ書房
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