ダ・ヴィンチWeb

※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2026年2月号からの転載です。



誰しも「子供の頃に仲良しだった人形」の思い出はあるだろう。いつも一緒だった遊び相手。時には親や友達にも言えないことをそっと告白したりもした物言わぬ親友。


だが、そんな愛おしい存在が世にも恐ろしい殺人鬼になってしまったとしたら?


ミステリーの名手・阿津川辰海さんが新刊『ルーカスのいうとおり』で挑戦したのは、ホラー小説では定番ともいえる人形ホラーだった。


「本作の出発点は、映画『チャイルド・プレイ』を本格ミステリーでやりたかったというところにあります。構想し始めたのは映画『M3GAN/ミーガン』が公開されたぐらいのタイミングでした」


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