2024/4/27
だんごむし版の“ミュージカル「キャッツ」”として作った絵本。だんごむしの魅力を発信し続けるお笑い芸人にインタビュー
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2024年3月14日、ダンゴムシたちの不思議で優しい世界を描いた絵本『だんごむしまつり』(山﨑おしるこ/KADOKAWA)が発売された。著者の山﨑おしるこさんは、吉本興業所属のお笑いコンビ「ムームー大陸」として活動するほか、若手芸人たちと結成したバンド「ジュースごくごく倶楽部」ではボーカルを務め、ハンドメイドアクセサリーを販売するなど、今最も注目を集めるクリエイター芸人の一人。そんな彼女念願の初著書のモチーフに選んだのは、3年ほど前に運命の出会いを果たしたという、ダンゴムシだ。丸く可愛らしいフォルムが魅力のエビやカニの仲間ながら、時に「虫」として忌み嫌われることもあるダンゴムシへ、彼女が注ぐまなざしは、まさに生命賛歌と呼べるほどに温かだ。どこか懐かしくて、どこか切ない物語は、子どものみならず、幅広い人の心を揺さぶるはずだ。
幼い頃から「いきもの」と「絵を描くこと」が大好きだった
――絵本出版のきっかけについて教えてください。
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