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お笑い芸人で作家の又吉直樹さんと絵本作家のヨシタケシンスケさんが、本にまつわる物語を交互に紡いだ共著『その本は』(ポプラ社)。ふたりの本への愛と読書の楽しさに満ちた同作は、幅広い世代の心に響いた。


このたび、そんなふたりのタッグが再び実現。最新作『本でした』(同)は、互いに出し合った本にまつわるお題をもとに、ふたりが21の物語を創作した。読者を心躍る本の旅へと導いてくれる本書は、どのように生まれたのだろうか。又吉さんとヨシタケさんに、本書を作る過程や、本や創作に対する思いを聞いた。


タイトルや書き出しを選ぶか最後の一文を選ぶかには創作のスタイルが影響


――お互いのお題に応える形で物語を書いていくというスタイルは、どのように決まったんですか?


ヨシタケシンスケさん(以下、ヨシタケ) 前作『その本は』は、本そのものの価値を伝えたいというところからスタートして、今回もそれは同じなのですが、第2弾は前回とは違う体裁でやったほうが面白いだろうということで、切り口を変えました。まずはふたりで、「このタイトルだったらどんな本だと思う?」とか「こういう始まり方だったらどういう本になる?」とか、物語につながるキーワードを出し合うところから始めましたね。


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