紫式部『源氏物語 四十一帖 幻』あらすじ紹介。最愛の妻を失いうつろな日々を送る源氏だが、それでもやはり“光る君”だった

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世界最古の小説と言われる『源氏物語』を読んだことはありますか。国語や歴史の教科書に掲載されていたり、著者・紫式部の人生がドラマ化されたりして、興味がある方も多いかもしれません。どんな物語なのかを知ることができるよう、1章ずつ簡潔にあらすじをまとめました。今回は、第41章『幻(まぼろし)』をご紹介します。
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目次
1.『源氏物語 幻』の作品解説
2.これまでのあらすじ
3.『源氏物語 幻』の主な登場人物
4.『源氏物語 幻』のあらすじ
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『源氏物語 幻』の作品解説
『源氏物語』とは1000年以上前に紫式部によって書かれた長編小説です。作品の魅力は、なんといっても光源氏の数々のロマンス。年の近い継母や人妻、恋焦がれる人に似た少女など、様々な女性を相手に時に切なく、時に色っぽく物語が展開されます。ですが、そこにあるのは単なる男女の恋の情事にとどまらず、登場人物の複雑な心の葛藤や因果応報の戒め、人生の儚さです。それらが美しい文章で紡がれていることが、『源氏物語』が時代を超えて今なお世界中で読まれる所以なのでしょう。
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