赤ちゃんの「お食い初め」って何?/毎日雑学
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●「お食い初め」って何?
赤ちゃんが初めて食事をいただく儀式を「お食い初(ぞ)め」といいます。一生食べ物に困らないように、という願いを込めて生後百日から百二十日目に行われるので「百日(ももか)」ともいわれています。その他、お箸初め、箸初め、歯がため、箸揃え、真魚(まな)はじめ、など地域によって呼び方は様々です。
「お食い初め」では、赤ちゃん用の膳や箸、茶碗などを揃え、お赤飯、鯛のすまし汁や尾頭つきの焼き物、煮物など、豪華なお料理を用意します。地方によっては歯が丈夫になるようにと小石をそえたり、まめまめしく育つようにと煮物に豆を入れたりすることもあるようです。
もちろん、生後百日ごろは離乳食を与える前なので、赤ちゃんが実際の料理を食べられるはずはありません。食べさせる「まねごと」をするだけです。そして、赤ちゃんの口に食べ物を運ぶ「箸役」は、昔から同性の長寿の人にお願いするのが習わしでした。赤ちゃんが元気で長生きするようにという願いと、年長者への配慮がそこにはあるのでしょう。
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